シークエンスはやともさんは最近はホンマでっかTVなどのバラエティに引っ張りだこの芸人さんです。
この人、ただの芸人さんじゃありません。なんと幽霊が視える霊視芸人さんとのこと。
え?霊視?この時代に?胡散臭い笑
と思った方も少なくないはず。筆者の私も幽霊は信じてないので、心霊フォトショップ全盛のこの時代に現れたニューフェイスに驚きを隠せません!
なので今回は霊視芸人シークエンスはやともさんの胡散臭さの正体と現代における霊能とはを調べてみます。
シークエンスはやともさんの胡散臭さはなぜ?
シークエンスはやともさんに限った話ではありませんが、霊媒師云々の肩書で「私は幽霊が視える」といっている人を見るとどうしても胡散臭く感じてしまうものです。
まあ当然です。生まれてこの方一度も幽霊を見たことが無いのに見えないものを信じろと言われても「うーん…」って感じですよね。
私はこういった胡散臭さを感じるとき、同時にあるもう一つの匂いを感じていることに気づいたんです。
それは「お金の匂い」です。
ところによると日本の心霊ビジネスの市場規模は400億円にも上るそうです。ちなみに2015年に放送された心霊番組は20本以上とされ、この時代にまだこれだけの心霊番組が作られていることにビックリです。
(参考:『マツコの知らない世界』心霊ビジネスの世界、オカルト研究家山口敏太郎)
シークエンスはやともさんはユーチューブでも大人気!現在のチャンネル登録者は10万人でホンマでっかTVに出て以降は一気に反響が集まったとのことなので、今後更にファンは増えると思います。
で、本題なんですがなんで胡散臭いのかを考えたところ、お金の匂いに感じるあの胡散臭さは自己啓発ビジネスに感じる胡散臭さにすごく似ているっていうより同じじゃないかという結論に達しました。
事実シークエンスはやともさんもこんな動画を出しているんですよね。
これ以外にも人生について語っている動画はたくさんありますが、ぶっちゃけコレ自体は良いと思います。
こういった動画で救える人もいるでしょうし、実際メンタリストDaigoさんなんかもかなり人気ですし。
ただ、どうにも心霊≒ビジネスで嘘じゃないの?という人がいるのも当然ですよね。だって視えないんだもん。
人生論や精神論を語ったと思ったらちゃっかり商材の紹介をしてきてやっぱりなと思うことってありますよね。
あれと似てるんですよ。幽霊が視えてても、本当に視えているのはその先のお金じゃないかと。
でもビジネスなのは当然です。彼らもまさかボランティアで霊視をしているわけではないでしょうし、生活するためには仕方ないことですからね。
お金を抜きにしても胡散臭い
で、お金の匂いがするから胡散臭いと感じるんじゃという話をしてきましたが、ふと思ってもう一度鼻を近づけてみたところお金とは関係なく胡散臭いことがわかりました。
なんで胡散臭いのかというとやっぱり科学にどっぷり染まった私のような世代はどうしても幽霊の存在を否定したくなってしまうんですよ。
例えば認知症なんかがそうです。認知症にはアルツハイマー型認知症の他にいくつか種類があります。
なかでもレビー小体型認知症の説明で非常に興味深い一文を見つけたので紹介します。
レビー小体型認知症の大きな特徴として、進行性の認知機能障害、なかでも記憶障害と、幻視を中心とする視覚認知の障害が目立ちます。
https://www.sagasix.jp/column/dementia/lewy/
小動物や虫、こびと、子供などの幻視は特徴的な症状で、「既に死んだ家族が現れた」「家の中に泥棒が入って来る」というような妄想に発展することも少なくありません。例えば、誰もいないのに「あそこに人がいる」など言い出したら注意しましょう。
https://www.sagasix.jp/column/dementia/lewy/
引用した文章の中には妄想と書かれていますが、妄想なんて甘いもんじゃありません。私の親戚にも同じ認知症を患っている人がいますが、人物や動物がありありと見えるそうです。
霊能者が認知症であるといっているわけではありません。ただ生まれつき脳の認知機能に何らかの違いがあれば私達が視えないものが視えるのも別におかしな話では無いと言いたいんですね。
また私の親戚は霊能者ではありません。
であるなら、生まれつき脳の認知機能に違いがある人が認知症と同じように人や動物が視えているだけで、実際には幽霊は存在しないんじゃないかと。
ただこれに関してはどこまで行っても水掛け論です。あると言われればあるといえる世界なので完全否定は難しいですね。
心霊ネタはエンタメとして楽しむのが一番
結局の所、心霊番組やバラエティに出てきた霊能タレントさんはお化け屋敷やホラー映画と同じくエンタメとして楽しむのが一番です。
胡散臭い、嘘っぽいと思っても野暮というものでしょう。
彼らもその場を盛り上げるためにテレビに呼ばれているのでしょうし、盛り上がればそれでOKなんですよ。あとはさんまさんが笑いに繋げてくれます。
ホラー映画見ても胡散臭いとかいちいち思ってたら楽しめないじゃないですか。
だから彼らに求めるのは本当に幽霊が視えるとかそんなところじゃなく、「本当に背筋が凍る程の怖い話が出来ること」なんですよね。
昔であれば宜保愛子さんや織田無道さん、あと稲川淳二さんは本当に怖い話がお上手でした。
シークエンスはやともさんも怖い話をユーチューブにアップしていますが、偉大な諸先輩方に負けないぐらいの怖い話職人になってほしいですね。
今は令和です。昭和のようには行かないかもしれませんが、珍しくも久しぶりに出てきた霊能タレントシークエンスはやともさんが令和の心霊番組の新スタイルを作れるんじゃないかと、私はめちゃめちゃ期待しています。