村木風海(むらきかずみ)さんは小学生の頃から二酸化炭素の研究を続けている天才研究者です。
年齢は現在22歳。(2023年5月時点)
2019年4月、二酸化炭素の研究が認められ推薦で東大に入学。
2023年3月、卒業式当日に退学届を出し東大をやめたことで一時話題になりました。
天才の考えは常人には理解しがたいですが、かなり尖ったエピソードですよね。
退学後すぐに二酸化炭素研究の為に自ら炭素回収技術研究機構(CRRA)を設立。
現在はそこの代表理事・機構長をつとめています。
他にもさまざまな企業や団体のアンバサダーやアドバイザーとしての顔も持っています。
村木風海さんのその他の役職。
・ポーラ化成工業株式会社フロンティアリサーチセンター特別研究員
・株式会社Happy Quality科学技術顧問
・内閣府ムーンショットアンバサダー
・トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社科学技術顧問
・山梨県未来やまなし創造会議会員
す、凄すぎる、、。
22歳でこれとは天才の早咲きっぷりはホントに異次元ですね。
一体どんな育て方をしたらこんな超人に育つのか。
もちろん生まれつきIQが高かったのは言うまでもないでしょう。
しかし日本はギフテッド教育と言われる天才向けの教育基盤がまだ不十分です。
両親はいかにして本人の才能を潰さずに育てたのでしょうか。
今回は村木風海さんのプロフィールと天才エピソード、両親の教育を調べてまとめました。
村木風海のwiki風プロフィール
名前:村木風海(むらきかずみ)
生年月日:2000年8月18日
出身地:山梨県(出生は神奈川県)
学歴
・山梨学院大学附属小学校卒業
・北杜市立甲陵中学校卒業
・北杜市立甲陵高等学校卒業
・東京大学工学部化学生命工学科満期退学
村木風海さんは中学生の頃から二酸化炭素の研究に没頭します。
2017年、風海さんが16歳の時に総務省が主催した「異能vation 破壊的な挑戦部門」に選ばれます。
これにより支援金として300万円を手に入れた風海さんはある装置を開発し特許を取りました。
それが、こちらの二酸化炭素回収装置の「ひやっしー」です。
この装置は現在4代目だそうで。
ワンボタン操作、AI搭載、年間100キロの二酸化炭素を回収することができます。
ハーバード大の研究によると「人の集中力は二酸化炭素が増えると四分の一程度まで落ちる」そうです。
ひやっしーを使うことで室内の二酸化炭素量を減らし、集中力を上げる事が出来るそうです。
学習塾やオフィスなどで導入されているそうで、割と好評とのことです。
ひやっしーは月額42,000円(税別)で導入できます。
ひやっしーは私達一人ひとりが二酸化炭素を気軽に減らせることを広めるために作られました。
もちろん風海さんの発明はひやっしーだけではありません。
2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラル達成に向けて研究しています。
両親は科学に興味を持たせ続けてくれた
村木風海さんは小学生に上がる頃には分解や実験に興味を持っていました。
特にプラレールは全てのパーツをバラバラに分解したそうで、それが風海少年の遊びだったと言います。
地元の公立小学校にはなじめなかったのですが、両親は僕の科学への興味や知りたいという探究心の芽をつまないように、小学3年からは月1回、地元の山梨から東京のサイエンス教室に通わせてくれました。
小学4年のとき、山梨学院大学付属小学校(現・山梨学院小学校)に転校したことで、人生が変わりました。
先生が僕の「なぜ」にとことん付き合ってくれました。
引用:https://www.asahi.com/edua/article/14327122
両親に関する情報はこれだけですが、これだけでも風海さんが愛されて育った事がわかりますね。
一人の天才少年の興味を全力で後押ししたわけです。
月に一回とはいえ山梨から東京のサイエンス教室通いは中々です。
IQが高い子って頭が良すぎて精神的な問題を抱えてしまうことも多いみたいです。
風海さんがそうならなかったのは間違いなく両親の愛と正しい教育のおかげでしょうね!
祖母から貰った白衣が一張羅に!
風海さんは小学生の頃から白衣を着ていました。
その白衣は祖母から貰ったもの。
風海少年はとてもシャイな子供でしたが白衣を着ると強くなれた感じがしたと言います。
風海少年が日頃から白衣を着ていても家族は決して否定しませんでした。
「やりたいことをやりたいだけやりなさい」
素晴らしいですよね。
「子供が白衣なんか着て、恥ずかしいから脱ぎなさい」
こうなってしまう親って少なくないと思います。
子供の興味をそのままに好きにさせるって中々の勇気です。
両親がやったことは兎に角「風海さんの邪魔をしない」これに尽きますね。
祖父の影響で研究者を目指すことに
村木風海さんが研究者になったキッカケをくれたのは祖父だったと言います。
祖父は風海さんをよく外へ連れ出して自然の中で遊ばせたと言います。
理由は風海さんがインドア派だから。
風海さんは小学生時代は引っ込み思案で基本家で読書か実験ばかりしていました。
それだけでは行けないと祖父は風海さんを外へ連れ出したんですね!
また風海さんが小学4年生の時のこと。
祖父から一冊の本を貰いました。
スティーブン・ホーキング『宇宙への秘密の鍵』
それは英国の天才物理学者と名高いスティーブン・ホーキング博士が子供たちのために書いた本。
ジャンルはスペース・アドベンチャーでキャッチコピーは
「物語の力て科学する心を育てる本」
難しい専門書ではなくストーリー仕立てで読みやすい内容の科学本です。
風海少年はこの本を読んで宇宙、特に火星へ強い憧れを抱きます。
「火星に行ってみたい」
そこから風海少年の火星に行くための研究は始まりました。
火星は二酸化炭素が大気の95%をしめています。
だから二酸化炭素の研究をしているんですね。
全ては火星に行くために!
村木風海の天才エピソード
村木風海さんの少年時代の天才エピソードは中々強烈です。
それは小学生時代に何を研究したか。
二酸化炭素の研究は中学生になってからなので小学生時代は違うテーマを研究しました。
小学5年生の時に「水中に住む方法」を研究し、小学6年生の時に「宇宙エレベーターの作り方」を研究しました。
水中に住む方法は主に「浮力を操る方法」を研究し、宇宙エレベーターは実際に動く模型を作ったと言います。
小学生でこれとは、、
レベルが違うとはこの事ですね。
天才は凡人とは見えているものが違うのでしょう。
また興味の対象は科学だけではありませんでした。
引用:https://kidsna.com/magazine/entertainment-report-20230221-14618
今までの人生では空手、ピアノ、水泳、ゴルフ、合気道、弓道、演劇、動画編集、ゲーム実況、映画制作、バドミントン、船の操縦、飛行機の操縦・・・などあげるときりがないくらい色々なことに夢中になって、その都度全力でハマってきました。
22歳時点でこれですからね。
まさに好奇心の化け物!
その都度全力でハマってきたというのがヤバいですね。
大抵はかじって三日坊主で終わるじゃないですか。
人の何杯も濃密な時間を生きている感じがしますね。
あと10年もすれば多趣味なんてレベルじゃない境地に立ってそうです。
まとめ
以上が「村木風海のプロフ&天才エピソード|両親の教育が天才を作った」でした。
この手の話ってやっぱり天才ってスゴイなーとしか言えることがありません。
だって経歴から実績からエピソードから全部異次元!
でもそこまで完成した天才になれたのも両親の愛が、教育があったからこそ。
本当に良かったですよね。
ここまでの才能がある人がこれからの日本を変える力にならないなんてことは絶対にないので。
村木風海さんは日本どころか世界も変えてしまいそうな存在でしょう。
今後も目が離せません。