行動できないから自己啓発ではなく「やり方」を確かめる

自己啓発

僕は行動心理学が趣味なので自分が行動できたキッカケを記録しています。

それらの記録からどんなときにやる気が出たのか、やる気が出なくても行動できたのかなどが分かります。ちなみに行動できたキッカケの中でも特に多いのはやり方を明確化したときです。

「やりかたを明確化するなんて当たり前だろ!」と思われるかもしれません。

ただ、行動できないと悩む人が陥りやすい思考の落とし穴と大きく関係する部分なので特にこのテーマで記事を書く必要があると感じました。

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「仕事しよう」で終わってないか

「仕事しよう」と思っても行動できない。「勉強しよう」と思っても行動できない。

いや、本来できないことはありません。「仕事しよう」と思えば作業を開始することは出来ます。ただし、それは次の場合のみです。

「何をどうやるか」が分かっている場合

行動できたキッカケを数多く記録して定量的に見たところ、「何をどうやるか」が分かっている場合は明らかに行動の意欲も出て、実際に行動に結びつくことが分かりました。

「何をどうやるか」が分からなくても、ネットで調べれば分かる、もしくは人(上司など)に聞けば分かるといった場合でも同じく行動できます。

例えば、初めての料理に挑戦しようとしたときにクックパッドを見るとします。クックパッドのレシピが以下のようなものだったらあなたは料理をする気になれるでしょうか?行動できますか?

ラザニアの材料
・ラザニア  適量
・チーズ   適量
・パセリ   適量
ホワイトソース
・玉ねぎ   適量
・サラダ油  適量
・小麦粉   適量
・牛乳    適量
・塩     適量
・胡椒    適量
ミートソース
・玉ねぎ  
・合いびき肉 適量…以下略

さあどうでしょう。こんなレシピが出てきたら料理をする気になれますか?すべての食材が適量で記されているレシピです。僕は作る気になれません。

このレシピを見て「よしラザニアを作ろう」と思える人はおそらく普段からラザニアを作り慣れている人だと思います。その人の頭の中では「適量」とは処理されていません。どの程度材料を入れるべきかが分かっています。

これと全く同じことが仕事や勉強でも起こっています。しっかりとやり方が分かっていない、その上わかった気になっていて「勉強しよう!」と意気込んでいるだけ。

そして仕事や勉強に取り掛かれないと「僕はどうして行動することが出来ないんだ…」と悩むことなります。

「行動できない」→瞑想しようはこの場合は間違い

瞑想はあくまで例えの一つに過ぎませんが、行動できないときにすぐに自己啓発的な手法や精神論に取り組むことって無いですか?

以前の僕は行動できない原因を探ろうともせず以下のような行動パターンで時間を浪費していました。

「仕事しよう」
→行動できない
→「瞑想で気分を良くしたら行動できるかも」
→瞑想をする
→行動できない

「仕事しよう」
→行動できない
→「ブレインダンプで思考を整理したら行動できるかも」
→ブレインダンプをする
→行動できない

「仕事しよう」
→行動できない
→「アファメーションで未来にワクワクしたら行動できるかも」
→アファメーションをする
→行動できない

ブレインダンプは紙に思考を書き出すという思考整理の手法ですが、これも「何をどのようにやるか」が書き出せない限り行動には結びつきません。ピンポイントでその部分をハッキリさせる必要があります。

ラザニアを思い出してください。行動できない大きな原因は「やることが分かっていない」もしくは「やり方が分かっていない」ことです。

自己啓発にハマりがちな人ほど、または問題を直視するのが苦手な人ほどそれ以外の原因を探ろうとしたり、行動テクニックや精神論に頼ろうとします。

まずいのは延々と自己啓発を繰り返すパターンです。自己啓発ではないにしろ気分転換を繰り返すパターンもあります。

「仕事しよう」
→行動できない
→「幸せ言葉を唱えたら行動できるかも」
→唱える
→行動できない
→「映画を見て気分転換したら行動できるかも」
→行動できない
→「過去に感謝したら行動できるかも」
→行動できない
→以降、延々と続く

僕はこれを無限自己啓発と読んでいます。やり方が分かってなかったら「やれば出来る!」なんて何百回唱えても行動できません。

精神論の前に次の3点を意識する

仕事であれば

・なにから始めるのか?
・どういった方法で行うのか?
・分からなかったら何を参考にすべきか?誰に聞くべきか?

この辺はハッキリさせておきたいところです。「仕事を始めれば自然と分かるだろう」とは思わないでください。それが分かるならこの世にマニュアルはいりません。

上記の3点が分かっていて初めて人は行動することが出来ます。

「分からなかったら田中さんに聞けば良いからとりあえずやってみよう」こんな感じです。ちなみに上記の3点が分かっていれば「やる気」が出なくても行動できたりします。

行動テクニックや精神論を駆使するのはそれらを明確化させてからでも遅くありません。明確化させる前に自己啓発に走るからわけが分からなくなるのです。

朝イチで「やること」と「やり方」を再確認しておく

まず前提として知っておくべきことがあります。

それは「やること」を知るためには「やり方」を知る必要があるということです。

例えばあなたが難関大学に合格したいと思ったとしましょう。難関大学に合格するためには効率的な勉強法を知る必要があります。

どういった方法で勉強するのか、どの教科のどの問題を解くのか、その次はどの問題を解くのかなどなど。

それらは「やり方」でもあり「やること」でもあります。英語の教科書に載っている英語長文を一日一文ずつ和訳するという「やり方」なら、今日和訳すべき英文(やること)も分かるでしょう。

朝イチでまずやって欲しいことは「やり方」の確認です。やり方がわからないならばネットで調べたり、人から教わりましょう。

「やり方」が分かれば「やること」も分かります。これを朝イチで行うことで、「何をしたら良いかわからない」などという不安の無い一日をスタートさせる事ができます。不安が無いということが大切なポイントです。

不安は人を疲弊させます。悶々としたまま午前中を過ごして午後もズルズルと引きずった経験は誰しも一度はあると思います。それが無くなるだけでも人生の質は全然違うものになるので、朝イチで行動の方針はハッキリさせておきましょう。

まとめ

精神論などの自己啓発が好きな人が陥いる落とし穴について、行動するために必要な「やること」と「やり方」という視点から解説してきました。

行動できないからと言ってすぐに精神論が足りてないと思わず、「やること」と「やり方」が分かっているかを確認してみましょう。

また「やり方」は出来る限り詳しく分かっていることが望ましいです。教えてくれる人が近くにいれば分からなくても行動することは出来ますが、個人でビジネスをしている人や予備校に通っていない浪人生はなんとしても方法を知る必要があります。

「やり方」があやふやでも行動できるというのはごく一部の人間です。自分がそうではないと思うなら「やり方」を知ることに全エネルギーを注いでみてください。驚くほどスタートさせやすくなりますよ。

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