何かを始めるときに「いまさら感」を感じることってありますよね。特に目標が大きければ大きいほど、「いまさら感」も強く感じます。
「いまさら感」を感じると一気にやる気が無くなり行動ができなくなります。ではどうしたら良いのか?
これまで僕は「いまさら感」を無くすために色々と試してきました。
今回は「いまさら感」を無くした方法を紹介します。
他人との比較が大きな原因
「今からやる!」と思うと顔を出す「いまさら感」は他者との比較が大きな原因です。
例えば30歳で結婚したいと思った女性がいるとします。彼女は「いまさら感」を感じていまいち行動的になれないのが悩みだとします。
「もうみんな結婚してる。私は完全に出遅れた…」
しかし、もし結婚の平均年齢が35歳だったら彼女は「いまさら感」を感じないと思います。
「まだみんな結婚してないし大丈夫!気楽に行こう」
もちろん人との比較はやめましょうといって簡単に止められれば苦労はしません。ただここでは他人との比較が原因の一つだということを覚えておいてください。
「いまさら感」は諦めの心理
「いまさら感」は諦めの気持ちからも出てきます。例えば、夏休みの宿題などがそれに当たります。残り1日で諦めずに宿題に取り組む子供もいれば、3日前で諦めてしまう子供もいます。
「いまさら俺なんて…」といったフレーズはよく目にしますが、これは「いまさら俺が何をしても無駄だ、諦めよう」ということです。
つまり「いまさら感」を感じている=「自分は諦めかけている」ということを認識しなければなりません。
僕はこの事実に気付いたとき愕然としました。でも思い当たる節はあります。
僕の経験では「自分は絶対に諦めない」と思っていたとき、自分に言い聞かせていたときは「いまさら感」を感じませんでした。
しかし「諦めない」を意識しなくなってからは強く「いまさら感」を感じるようになったのです。時間が経つにつれ、いつの間にか自分に言い聞かせることが減っていたと思います。
心って本当にデリケートです。言葉一つ、意識するかしないかで簡単に良くも悪くもなるんですね。
今が一番若いのはわかってる
僕のいまさら感との戦いは「もう間に合わない」という気持ちとの戦いでした。
さっきの結婚の例で言えばこんな感じでしょうか?
「いまさら良い人なんて残ってない」
「いまさら結婚しても子供も作れるかわからないし、もう遅いよ」
「いまさら 遅い」というワードでグーグル検索をすると様々なページがヒットします。やはり似たような悩みを抱えている人は少なくないようです。
よく見かけるのは「今が一番若いから今からやろう」といったメッセージ。たしかにこれはその通りなのですが僕にはあまり響きませんでした。なにか腑に落ちない引っかかるものがあるというか、とにかく言ってることは分かるが納得したくない感じ。
いや確かにそのとおりなんですよ。今が一番若いのは間違いありません。でもどこかネガティブな印象があって「よしやるぞ」ってならない。
「今が一番若いから今からやる」ではなく、「今が一番若いけど、今まで何してたの?」といった気持ちになってしまっていたのが原因です。
今から最高になれば良い!諦めない!
「いまさら感」を払拭するために様々な考え方を取り入れて来ましたが、「いまさら感」を一番払拭出来たフレーズがこれです。というより、僕はこのフレーズで綺麗さっぱり「いまさら感」が無くなりました。
「今から最高になれば良い。今を最高にすれば未来も最高になる。だから諦めない」
この言葉を何度も何度も自分に言い聞かせました。これをセルフトークと言います。
「今から最高になる」というというのは自分史上最高という意味です。人と比べて最高という意味ではありません。
今から最高になれば、どんな未来になってもそれは最高の行動を繰り返した自分が作り上げる事ができた最高の未来です。後悔のしようがありません。「今が一番若い」よりも遥かにポジティブに考えられるようになりました。
やれるだけやってみよう。それで50点なら僕はそれで構わない。だってそれ以上の未来なんて無いんだからという心理です。
そして諦めないことも大切です。「いまさら感」が諦めの心理である以上、簡単に諦めるわけにはいきません。
ただしここでいう「諦めない」は方向性を諦めないという意味です。そこに至るための方法はいくらでも諦めて良いと思います。諦めないと他の方法が試せません。継続することと固執することは違います。
まとめ
僕の「いまさら感」との戦いは「今が一番若いのはわかってる。だからなんだ」という気持ちからスタートしました。それまで数多くの挑戦で「いまさら感」を感じて諦めてしまった経験があります。
最高のフレーズにたどり着くまで時間は掛かりましたが、結果、僕は「いまさら感」を無くすことが出来ました。
最高の未来を作るために、今から最高になること。そして絶対に諦めないこと。
この考え方を取り入れてからというもの「いまさら感」を感じたことは一度もありません。何度も何度も自分に言い聞かせてください。繰り返しが大切です。
他にもっとしっくりくるフレーズ・考え方があればそれでも良いと思います。とにかく探し続けること。自分にピッタリの言葉って探せばあるもんです。
言葉は考え方を変えます。考え方は心です。心が人の行動に影響を与えます。自分を変えることを諦める必要なんてないです。どんどん挑戦していきましょう。