古川禎久の学歴と経歴|石破派を抜けた理由と政策まとめ

古川禎久の学歴と経歴 政治
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2021年10月4日に発足する岸田内閣で古川禎久(ふるかわよしひさ)氏が法相に就任しました。

古川禎久氏は宮城県出身の建設省の元官僚です。これまで6回当選し現在は石破派を抜けて法相になった東大出身のエリート。

いったい古川氏はどんな人なのでしょうか?

今回は古川氏の学歴と経歴、さらに石破派を抜けた理由とどんな政策を持っているのかをまとめます。

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古川禎久氏の学歴と経歴

名前:古川禎久(ふるかわよしひさ)
出身:宮崎県串間市
生年月日:1965年8月3日(56歳、2021年10月現在)
学歴:ラ・サール高等学校→東京大学法学部卒業
1989年:建設省に入省
1996年:衆院選に新進党公認で出馬するも落選
2003年:衆院選に無所属で出馬し当選。自民党に入党し橋本派に入会
2005年:郵政民営化に反対票を投じ離党
2005年:衆院選に無所属で出馬し当選
2006年:自民党に復党
2007年:山崎派に入会。安倍内閣で法務大臣政務官
2008年:福田内閣で環境大臣政務官
2013年:第2次安倍内閣で財務副大臣に就任
2015年:水月会(石破派)の初代事務総長に就任
2021年:岸田内閣で法務大臣に就任
wikiから引用

経歴は重要項目のみの抜粋になりますが所属政党は新進党→無所属→自民党→無所属→自民党となっており初期の頃は無所属が多かったのですがここ15年ほどは自民党に属しているようです。

これまで6回当選していて特に2005年に郵政民営化に反対し離党したあと(郵政民営化造反組といわれながらも)無所属で出馬し当選していることから選挙に強い政治家であることがわかります。

その後は自民党に復党し安倍内閣や福田内閣で政務官のポストに就き、第2次安倍内閣では2013年に財務副大臣に就任しています。

2015年には石破派の水月会で初代事務総長に就任しそれから6年石破氏の下で働くことになります。

2021年岸田内閣で無派閥で法務大臣に就任し、これに合わせるように石破派を退会しています。

ここからわかるのは古河氏は人脈づくりや人に取り入ることに長けた人物だということです。

・郵政民営化造反組からの再選
・安倍内閣や福田内閣での重要ポストに就く
・石破派で初代事務総長に就く

政治の流れを読むのが上手い印象を受けます。今回の石破派の退会に関しても古川氏なりの読みがあったからと言えるかもしれません。

なぜ石破派を抜けたのか?

では石破派を抜けた古川氏の読みとはなんでしょう。

古川氏が石破派を退会したのが9月30日で法相に内定したのが10月3日です。これは明らかに石破派に見切りをつけての退会と言えるでしょう。

これまで石破氏が総裁選に挑戦した回数は4回。これを全て負けています。

2020年の総裁選では菅、岸田、石破の三名で争い、既にこの時点で岸田さんに負けています。

引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/47947.html

2021年9月、今回も総裁選に出るのかと記者に問われた石破氏は不出馬を表明しました。

これが決定的だったと思います。菅氏はもちろん、岸田氏にも勝てない出馬もしない石破氏の下についていても自分は今後政治家として重要なポストにつけないと思うのが当然ではないでしょうか。

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古川禎久氏の政策

古川氏は保守派の政治家として知られています。

以下wikiから引用。

・2007年時点で慰安婦の強制連行について否定の立場をとっている
・外国人参政権と人権擁護法案に反対
・首相の靖国神社参拝を支持
・日本のTPP参加に反対
・日本の核武装は、今後の情勢次第で検討すべきという立場

核武装も検討すべきという点から自民党内でもかなりの保守と言われているようですね。

外相ではなく法相なので保守的な政治思想がどう影響するのかを考えるまえに、東洋経済の記者に答えた2021年6月の記事『「中国は敵、米国は味方」の認識があまりに浅い訳』があったので古川氏のコメントを抜粋してみましょう。

アメリカと中国の対立を前提にした議論に傾いていないか。あるいは中国や韓国といった特定の国々を批判せんがための議論になっていないか、ということだ。(中略)中国の動きに注視せざるをえない一方で、大切なのは私たち日本人の姿勢だ。政府も自民党も多くのマスコミの論調も「アメリカは味方」「中国は敵」といった、情緒的で単純な認識しか持てていないのではないか。本当にその捉え方でいいのか。

引用:東洋経済『「中国は敵、米国は味方」の認識があまりに浅い訳』

古川氏は中国は注意すべき国としながらも、だからといってアメリカ側について中国と戦うのは違うのではないかという姿勢です。

アメリカ対中国で話を進めるのではなく、人類史の軸からパックス・アメリカーナ(アメリカによる平和)の時代は終わりつつあるのでは無いかと訴えています。

その上でアメリカ側でも中国側ではなく日本国として共有できる価値観は共有し、大日本帝国で学んだ失敗(覇権主義に奔れば必ずしっぺ返しを食らうこと)を中国に教えていけるぐらいでないとならないと言っています。

とはいえ今回古川氏は外相ではなく法相なので外国人関係や死刑執行に注力することになります。

まとめ

古川禎久氏は今回が初入閣です。

日本の法務大臣はイギリスやアメリカと違って法学部を卒業していない人も多いといいます。もともと法務大臣の仕事は内閣と法務省の折衷(橋渡し)といわれているのでそこまで法律の能力は重視されていなかったのかもしれません。

しかし古川氏は東大の法学部卒です。さらに時勢を読む力にも長けた人物なので法相としてどこまで活躍できるかが楽しみな人物だと言えますね。

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